← Portal
PDF でダウンロード
← → / click to navigate

LEVEL 0 — INTRODUCTION

PortX Formula

AIネイティブなエンタープライズSI基盤
Level0 解説資料

株式会社PortX formula-ai.info
02 / 18
BACKGROUND

エンタープライズITの、構造的なねじれ

大企業の中核業務をシステム化するとき、共通して起きている問題があります。

伝言ゲームで
要件が薄まる

現場 → 情シス → SI → 開発者。間に人が入るたびに、本当に欲しいものから遠ざかる。

動くものを見られるのは
半年先

要件定義、設計、開発、テスト。待っている間にビジネスの前提が変わってしまう。

仕様書がどこにあるか
わからない

担当が変わるたびにリセット。設計と実装がズレていき、直したくても怖くて触れない。

つまり:現場は困っているのに、自分たちでは動けない構造になっている。

03 / 18
POSITIONING

既存の選択肢には、それぞれ限界がある

業務をシステム化する方法は他にもあります。しかし「中核業務」にはどれも届ききらない。

OPTION 1

SaaS・パッケージ

標準業務には強い。しかし、自社固有の判断ロジックや例外処理には合わせきれない。

標準業務向き
OPTION 2

市民開発・Excel

手軽で始めやすい。しかし部門横断や複雑な業務フローには力不足。

小さな改善向き
OPTION 3

従来のSI

要件に合わせられる。しかし重く、遅く、高い。間接コストが大きすぎる。

本格だが重い
Formula

SaaSの手軽さ ×
SIの本格さ

自社業務にぴったり合う。しかもSaaS導入と同じくらいの手軽さで。

両方を実現
04 / 18
TRADITIONAL SI

従来SIの「成果物地獄」

ウォーターフォール型では、各フェーズで大量の成果物を人手で作り直します。後半になるほど、ズレの影響が膨らみます。

PHASE 1
要件定義
機能一覧
画面一覧
画面レイアウト
業務フロー図
PHASE 2
設計
画面設計書
API設計書
テーブル定義書
処理設計書
PHASE 3
開発
画面コード
API実装
DB構築
 
PHASE 4
テスト
テスト仕様書
テスト実行
エビデンス作成
 
PHASE 5
リリース
運用手順書
保守資料
 
 
成果物の揺れ
各フェーズで「同じ情報」を別の書式で作り直す。フェーズ間で内容がズレていく。
後半に爆発する手戻り
要件のズレがテスト段階で発覚。修正コストが数倍〜数十倍に膨れ上がる。
膨大な人手と時間
成果物を作るのも、レビューするのも、修正するのも、すべて人手。だから遅く、高い。
05 / 18
FORMULA vs TRADITIONAL SI

Formulaは、この構造を根本から変える

spec.md を変えるだけで、すべての成果物が自動で生成・同期されます。

SINGLE SOURCE OF TRUTH
spec.md
人が書き換えるのは
この1ファイルだけ
変更方法
自然言語で指示
「検索条件を追加して」
「タブを4つに分けて」
AUTO-GENERATED
画面(UI)
Svelteコンポーネント(実動する画面)
API定義書・実装
api.md(設計書)+ Edge Function(実装)
データベース
テーブル定義 + テストデータ(シード)
変更追跡(Delta)
変更履歴・影響範囲の自動記録
自動検証
DB・API・画面の動作を自動テスト
エビデンス
スクリーンショット + 検証レポート
SPEED
圧倒的に速い
成果物を人手で作り直す工程がゼロ。仕様変更から全成果物の更新までが即座に完了。
QUALITY
構造的に高品質
正本から自動生成するため「設計書と実装が違う」「テスト漏れ」が構造的に起きない。
COST
コスト構造が違う
設計書作成・レビュー・転記・テスト作成。従来の工数の大半をAIが自動で処理。
06 / 18
WHAT IS FORMULA
現場の声を聞き、
動くシステムをその場で形にし
設計から運用保守まで
AIが一貫して面倒を見る

それが、Formulaです。
07 / 18
CORE CONCEPT

Formulaの核心:「唯一の正本」

従来のシステム開発では、設計書・コード・仕様書がバラバラに存在し、どれが最新かわからなくなります。
Formulaは、たった一つのテキストファイル(spec.md)を「正本」として、すべてを自動生成します。

spec.md に書くこと
この画面では何を表示するか
どんな入力項目があるか
ボタンを押したら何が起きるか
どんなデータを使うか

人もAIも読める構造化テキスト。
Excelでも、パワポでもなく、テキストだからこそ、AIが正確に読み書きできる。

/sync で自動生成されるもの
💻
画面(Svelte)
ユーザーが実際に触る動く画面
API定義書 + 実装
api.md(設計書)とEdge Function(裏側の処理)
💾
データベース + テストデータ
テーブル定義とシードデータを自動構築
🔍
自動検証 + エビデンス
DB・API・画面の動作テストとスクリーンショット
08 / 18
HOW IT WORKS

自然言語から動くシステムへ、一気通貫

「こういう業務を回したい」と伝えるだけ。Formulaが設計から実装まで自動で進めます。

💬

業務を話す

「受注が来たら配車を確認して出荷日を決めたい」など、現場の言葉で伝える

📝

spec.md 生成

AIが会話を構造化し、画面仕様・データ定義を自動で整理

🖥

画面が動く

仕様からUI・API・データベースを一括生成。すぐに触れる

🔄

見て、直す

「ここを変えたい」と言えば、AIがspec.mdを修正し再生成

🚀

本番へ

設計書・テスト結果・エビデンスも自動出力。運用に接続

💡
ポイント:変更するのは spec.md だけ
正本を変えれば、画面もAPIもデータベースも設計書もすべて自動で追従。「設計と実装がズレる」問題が構造的に消えます。
09 / 18
LIVE EXAMPLE

実際に動いている画面

Formulaで自動生成した「受注一覧」画面の例。製造業の現場で使う受注管理を、spec.mdから完全自動で構築しています。

受注管理
受注一覧
CSVエクスポート
未対応 24
対応中 12
確定待ち 8
連携済
EDI番号
区分
納入先
商品名
数量
出荷日
配車
連携
E240601
チョコ
東京第一倉庫
ダークチョコレート 72%
2,400
04/10
確認OK
未連携
E240602
油脂
大阪港物流C
パーム油 精製
18,000
04/11
要調整
未連携
E240603
チョコ
名古屋配送センター
ミルクチョコ 原料
5,600
04/12
未確認
未連携

この画面は spec.md から完全に自動生成されています。「ここを変えたい」と言えば、即座に反映されます。

10 / 18
ARCHITECTURE

Formulaを支える技術

技術の詳細を知らなくても大丈夫です。重要なのは「何が自動化されるか」です。

正本(SSOT)
spec.md 画面仕様・イベント定義・データ定義を一元管理するテキストファイル
AI エンジン
Claude Code 自然言語の理解、仕様生成、コード生成、変更管理をすべて担うAI
画面(UI)
Svelte SvelteKit 高速で軽量なWebアプリケーション基盤
API / ロジック
Edge Functions Deno サーバーレスで自動スケール。仕様変更に即座に追従
データベース
PostgreSQL Supabase エンタープライズ品質のデータ基盤
🔧
自動化スキル(14種類)
/sync(一括生成) /change(自然言語で変更) /evidence(自動テスト+エビデンス取得) /generate(画面生成)など
11 / 18
DIFFERENTIATION

「AIでコードを書く」こととの違い

最近、AIがコードを書く「Vibe Coding」が話題です。
Formulaはそれとは根本的に違います。

Vibe Coding(AIコード生成)

コードを生成するだけ

設計書・仕様書は残らない

変更の影響がわからない

直したらどこが壊れるか追えない

運用・保守が困難

引き継ぎ、障害調査が属人化

レビューできない

品質を確認する仕組みがない

Formula

設計 → 実装 → 運用を一貫

spec.mdがすべての成果物の源泉

変更影響を構造的に追跡

正本を変えれば全成果物が追従

運用・保守に強い

仕様・設計・履歴がすべて残る

エビデンス自動出力

テスト・検証結果も自動生成

Formulaの本質は「AIがコードを書くこと」ではなく、
「AIがエンタープライズSIに必要な知的作業と成果物を一貫して成立させること」にあります。

12 / 18
STRENGTHS

Formulaの6つの強み

なぜFormulaなら、従来できなかったことができるのか。

1

現場の言葉から始められる

曖昧なメモや会話から、AIが要件を構造化。専門知識がなくてもスタートできる。

2

動くものを見ながら決められる

「最初から動くモック」を見てフィードバック。紙の仕様書だけで判断する必要がない。

3

設計と実装が絶対にズレない

正本(spec.md)から全自動生成するため、「設計書と違う」が構造的に起きない。

4

変更に強い

仕様変更が入っても、正本を修正すれば影響範囲を自動で特定し、全成果物を再生成。

5

引き継ぎ・保守に強い

仕様、設計、コード、変更履歴がすべて一元管理。担当が変わっても知見が消えない。

6

使うほど強くなる

案件のたびに業務パターン、設計テンプレート、検証手法が蓄積。次の案件がさらに速く・深くなる。

13 / 18
ACHIEVEMENTS

Formulaが実現していること

現在の開発実績。spec.mdから完全自動生成されたシステムの規模です。

20+
自動生成された画面数
(受注一覧、受注詳細、経費申請、
承認、問い合わせ管理 等)
27+
自動生成されたAPI数
(検索、更新、承認、ステータス変更 等
すべてspec.mdから自動派生)
14
自動化スキル数
(/sync /change /evidence 等
反復作業をゼロに)
構築済みの業務ドメイン:
受注管理
受注一覧・詳細 / ステージ管理 / 配車確認
経費管理
申請・承認・精算 / ワークフロー
問い合わせ管理
一覧・詳細 / ステータス追跡
既存システム刷新
AS-IS画面の再構築
14 / 18
PROCESS

導入の流れ

最初に動くものをお見せし、それを見ながら一緒に磨いていきます。

01

課題を聞く

現場の困りごとを
直接ヒアリング

02

動くものを
すぐにお見せ

Formulaが
業務モックを生成

03

見ながら磨く

触って確認、
その場で修正

04

本番に接続

既存システム・
データとの連携

05

運用・改善

使いながら
継続的にアップデート

ポイント:動くものを見るのが「半年後」ではなく「最初」。だから、ズレが生まれにくい。

15 / 18
USE CASES

こんな業務に、Formulaは効く

ベテランの判断や、Excel・電話で回している「中核業務」から始めます。

📦

受注・出荷管理

受注→配車→出荷の一連の流れ。ステータス管理、納期回答、配車確認を一元化。

🏭

生産・在庫管理

使える在庫か、滞留在庫か、欠品予備軍か。判断に必要な情報をリアルタイムに。

📊

需給調整

属人的な需給バランスの調整を仕組み化。変動に強い判断基盤を構築。

📋

業務ワークフロー

申請・承認・精算など、部門横断の業務フロー。Excel運用からの脱却。

共通点: 企業固有性が高く、SaaSでは解けない。しかし従来SIでは重すぎる。
その間にあるテーマこそ、Formulaが最も力を発揮する領域です。

16 / 18
ROADMAP

Formulaのロードマップ

Formulaは進化し続けます。現在の基盤から、エンタープライズAI Agentプラットフォームへ。

NOW

AI-SI基盤

  • spec.md SSOT パイプライン
  • 自然言語 → 動くシステム
  • 自動エビデンス生成
  • 変更追従・影響分析
  • 14種の自動化スキル
NEXT

マルチドメイン展開

  • 業種テンプレート拡充
  • 複数業務の横断連携
  • 既存システム連携強化
  • デリバリーの型を複利化
  • パフォーマンス最適化
FUTURE

運用AI Agent

  • 問い合わせ自動対応
  • 障害調査の自動化
  • 運用マニュアル自動生成
  • 仕様確認チャットボット
  • 保守・改修の自動提案
VISION

Industry Platform

  • 業種知見のプラットフォーム化
  • 案件パターンの自動推薦
  • マルチテナントSaaS化
  • サプライチェーン全体最適
  • 業界標準の確立
17 / 18
VISION
ユーザー部門が、
これまでシステム部門を介さないと
進められなかった
中核業務のシステム化を、
自ら主導して実現できる状態をつくる。

Formulaの本質は「速さ」ではありません。
主導権の移動です。
価値を作る側が、自ら変革を動かせる世界を実現します。

18 / 18
FAQ

よくいただくご質問

Q
spec.md は技術者しか書けないのでは?
いいえ。spec.md を直接編集する必要はありません。「検索条件に部署を追加して」「タブを4つに分けて」のように自然言語で指示するだけで、AIがspec.mdを更新し、全成果物を再生成します。技術知識は不要です。
Q
既存のシステムやデータベースとの連携はできますか?
できます。FormulaはAPIベースの設計なので、既存の基幹システム、ERP、データベースとの接続を段階的に実現できます。まずは独立して動くモックから始め、本番接続へと進めます。
Q
自社に開発チームがいなくても使えますか?
はい。PortXが要求整理から設計・実装・運用まで一気通貫で伴走します。貴社に必要なのは「何を解決したいか」を伝えていただくことだけです。
Q
品質やセキュリティは大丈夫ですか?
Formulaはエンタープライズ品質の基盤(PostgreSQL, Supabase, SvelteKit)で構築されています。設計書・テスト・エビデンスが自動生成されるため、従来SIと同等以上の品質管理が、圧倒的に少ない工数で実現できます。
Q
仕様変更が頻繁に起きても対応できますか?
むしろFormulaの最大の強みです。正本(spec.md)を変更すれば、画面・API・DB・設計書・テストがすべて自動で再生成されます。従来SIで最もコストがかかる「仕様変更対応」が、Formulaでは構造的に軽くなります。
Q
担当者が変わっても大丈夫ですか?
はい。spec.mdに仕様・設計・変更履歴がすべて一元化されているため、引き継ぎ時の情報ロスが構造的に起きません。「前の担当が……」という状況を防ぎます。