D00.md
このファイルは、A00.md を日々の判断に接続するための軽い判断ログである。制度文書ではなく、CEOが実際にどう裁いてきたか、そのうち再利用価値が高いものだけを残す。普段の会話やSlack、打ち合わせメモは自然文のままでよく、このファイルには後から効く判断だけを短く残す。AIが参照する前提で、論点、判断、理由、A00との関係を明示する。
2026-03-28 論点: A00と運用文書をどう分けるか 判断: 会社の思想、存在意義、勝ち筋、世界の見方、Why Now、何をやらないかは A00.md に固定し、日々の重要判断や例外処理、繰り返し出る論点だけを軽く残すファイルは別に持つ 理由: 思想と日々の裁定を同じファイルに混ぜると重くなり、陳腐化しやすくなるため A00との関係: 全員がA00からズレずに動ける状態を作るためには、重い制度ではなく、軽い判断接続の仕組みが必要
2026-03-28 論点: 日々の運用をどう回すか 判断: 社員に重い報告フォーマットを課すのではなく、普段の会話やSlack、自然文をベースにし、CEOがA00.mdとD00.mdを読ませたAIと対話して判断する運用を基本とする 理由: 人間に毎回構造化を強いると運用が重くなり、続かず、A00が陳腐化するため A00との関係: CEOの頭の中にある判断基準を会社の共通資産にしつつ、日々ちゃんと参照される状態を作るため
2026-03-28 論点: どのような判断をD00に残すべきか 判断: 繰り返し出る論点、重要な例外判断、A00の解釈に関わる判断だけを残す 理由: すべてを記録しようとすると死ぬため。残すべきは、どんな案件をやるか、どういう顧客に張るか、オファリングをどう切るか、AEに何を求めるかみたいなもの A00との関係: 案件のたびに会社が強くなる複利構造を作るため
2026-03-28 論点: 会社のA00は何か 判断: 大企業のユーザー部門に、中核業務変革の主導権を取り戻し、競争優位そのものを実装することを会社のA00とする 理由: PortXが変えたいのはソフトウェア開発の速度だけではなく、誰が発注し、誰が意思決定し、誰が価値を得るべきかという構造そのものだから A00との関係: 会社の最上位の判断基準そのもの
2026-03-28 論点: FormulaのA00は何か 判断: ユーザー部門が、これまでシステム部門を介さないと進められなかった中核業務のシステム化を、自ら主導して実現できる状態をつくることをFormulaのA00とする 理由: Formulaの本質は速く作ることではなく、ユーザー部門が持てなかったシステムプロジェクト遂行能力を補完し、主導権を移すことだから A00との関係: 会社A00を実現するためのプロダクトA00
2026-03-28 論点: FormulaのA00に「速さ」を入れるか 判断: A00の中心には入れない 理由: 早さは結果であって本質ではなく、A00に入れると「早いだけのツール」と誤解されるため A00との関係: Formulaの本質を開発効率化ではなく主導権移動として定義するため
2026-03-28 論点: Formulaが挑む市場は何か 判断: kintoneやVBAのような市民開発市場でも、SAPのようなパッケージ導入市場でもなく、エンタープライズSI市場そのものに挑む 理由: 中核業務の変革は、軽い市民開発では届かず、標準パッケージでは合わず、従来はフルスクラッチSIでしか解けなかったため A00との関係: どこで勝つのかを固定するため
2026-03-28 論点: Formulaとは何か 判断: Formulaは、LLMが可能にした知的作業の低コスト化を、ユーザー主導のエンタープライズSIとして成立させるための基盤と定義する 理由: LLM単体ではコード生成や文章生成はできても、要求整理、設計書、レビュー、変更追従、運用接続まで含めてプロジェクトとして成立させることはできないため A00との関係: Formulaを単なるAI開発ツールとして誤解させないため
2026-03-28 論点: spec.md をなぜ重視するか 判断: spec.md は設計書の元データであり唯一の正本として扱い、HTML、データ、API などをそこから自動派生させる思想を維持する 理由: 設計と実装の乖離、どれが最新かわからない状態、引き継ぎの伝言ゲームを防ぎ、人もAIも読める中間表現を中心にするため A00との関係: ユーザー主導のエンタープライズSIを実務として成立させる土台だから
2026-03-28 論点: FormulaはVibe Codingと何が違うか 判断: Formulaはコード生成のためのものではなく、エンタープライズSIに必要な知的作業と成果物を一貫して成立させる基盤であると説明する 理由: 投資家や外部はAIでコードを書く話だと誤解しやすいが、Formulaの強みは要求整理、設計、レビュー、変更追従、運用保守への接続まで含めている点にあるため A00との関係: Formulaの価値を正しく位置づけるため
2026-03-28 論点: Formulaの原体験をどう定義するか 判断: ユーザーは誰が価値を出しているかを理解していたが、発注権はユーザーになく、デジタル統括部門と看板だけの大手が意思決定を支配し、価値を出す側が排除されたという体験をFormulaの原体験とする 理由: Formulaは技術起点ではなく、価値を作る側が勝てず、構造に乗っている側が勝つエンタープライズIT構造への怒りから生まれているため A00との関係: 会社とFormulaの存在意義を支える出発点だから
2026-03-28 論点: なぜユーザー主導が重要か 判断: 中核業務の痛み、必要な変化、誰が価値を出しているかを最も理解しているのはユーザー部門であり、本来そこが主導すべきだと位置づける 理由: システム部門や間接部門は管理・統制の観点は持てても、現場の痛みそのものを最も理解しているわけではないため A00との関係: ユーザー部門に主導権を取り戻すという会社A00とFormula A00の根拠だから
2026-03-28 論点: Why Now をどう説明するか 判断: LLMによって、要求整理、仕様化、設計書化、変更追従といった知的作業のコストが大幅に下がり、Formulaがそれを実務として束ねたことで、初めてユーザー主導のエンタープライズSIが可能になったと説明する 理由: 単なるAIブームではなく、今まで壊せなかった市場構造を壊せる条件が初めて揃ったと説明する必要があるため A00との関係: なぜ今この挑戦が成立するのかを示すため
2026-03-28 論点: PortXの市場への入り方はどうあるべきか 判断: broad vision × narrow entry でいく 理由: 会社のビジョンは「中核業務変革の主導権を取り戻す」と広く持ちつつ、営業やサービスサイトでは、在庫、受注・配車・生産調整、納期回答など、顧客が強く自分事化できる narrow wedge から入る方が刺さるため A00との関係: どこで勝つかを現実のGTMに落とすため
2026-03-28 論点: オファリングとは何か 判断: オファリングは機能一覧やソリューションラベルではなく、顧客の中核業務のどの問題を、誰に対して、どのような業務状態に変えるかを表すユースケースモデルとして扱う 理由: PortXが売るべきなのは機能ではなく、業務・意思決定・成果の変化だから A00との関係: 競争優位そのものを実装する会社として、営業とマーケが機能売りに流れないようにするため
2026-03-28 論点: オファリング内のA00は何か 判断: オファリングのA00は、そのオファリングを通じて顧客に実現してほしい最終的な業務状態であり、導入機能ではなく、変革後の業務・意思決定・成果の状態で表現する 理由: 画面や機能の列挙にするとPortXらしい価値が薄まり、経済価値にもつながりにくいため A00との関係: 会社A00を顧客単位・案件単位に接続するため
2026-03-28 論点: 顧客向けサービスサイトで何を主役にするか 判断: 主役は顧客課題と顧客価値であり、Formulaは「なぜPortXがそれを可能にするのか」を説明する裏付けとして見せる 理由: Formulaを前面に出しすぎるとツール売りに見える一方、隠しすぎるとPortXだけが速く深く行ける理由が伝わらないため A00との関係: 会社の勝ち方を市場に正しく翻訳するため
2026-03-28 論点: Formula ページをサイトに置くか 判断: 独立ページを置き、ヘッダー、導入プロセス、Why PortX、活用事例詳細など複数導線から飛べるようにする 理由: 顧客課題の訴求だけでは「なぜPortXだけがここまでできるのか」が伝わりにくいため A00との関係: Formulaを会社A00実現の基盤として対外的に位置づけるため
2026-03-28 論点: Growth機構のA00は何か 判断: サービスサイト、展示会、セミナー等で獲得したMQLから、翌日商談があってもFormula仮説と営業資料が立ち上がっている状態を作り、顧客への価値提供のスタートラインを3か月以上前倒しすることを目指す 理由: PortXのマーケと営業の価値は、リード数ではなく準備の質と時間短縮にあるため A00との関係: 会社A00を支えるGrowthの中間A00として機能するため
2026-03-28 論点: マーケティング機構をどう作るか 判断: いきなり自動送信を目指すのではなく、HubSpot同期、アカウント仮説生成、オファリングマッチ、レビュー、HubSpotノート書き戻しから始める Recommendation MVP を優先する 理由: 先に検証すべき価値は自動送信ではなく、「誰に何を当てるべきか」を営業が信頼できる形で出せるかどうかだから A00との関係: 適切な顧客に適切なオファリングを当て、スタートラインを前倒しするため
2026-03-28 論点: AE採用で何を優先するか 判断: 論理力やシステム理解より、顧客との信頼構築力を優先する 理由: 要件構造化やシステム面はFDEとFormulaで補完できるため。AEは顧客に本音や背景を話してもらう役割を最優先で担うべきだから A00との関係: ユーザーの本音を引き出し、中核業務変革の起点をつくるため
2026-03-28 論点: AEの役割をどう定義するか 判断: AEは課題構造化を単独で完結する人ではなく、顧客との信頼関係を築き、まだ整理されていない課題や背景を引き出し、FDEやFormulaにつなげる人として定義する 理由: PortXの勝ち筋は、顧客が本音で課題を話せる関係づくりと、その後の構造化・具体化の分業にあるため A00との関係: ユーザー部門に主導権を返すには、最初に本音が出る関係が必要だから
2026-03-28 論点: 組織の基本設計をどう分けるか 判断: Growth部門、Value Delivery部門、Formula Platform部門の3部門に分ける 理由: 市場を掘る役割、顧客価値を届ける役割、再現性ある基盤を作る役割を分けた方が、A00からズレずに複利を作りやすいため A00との関係: 会社運営自体も案件ごとに強くなる構造にするため
2026-03-28 論点: Formula Platform が優先すべき機能の考え方 判断: 優先順位は「受注・案件化への寄与」「顧客が価値を実感しやすいか」「デリバリーQCD・粗利への寄与」「実装コストに対するリターン」「オファリング横断での再利用性」の順で置く 理由: 今のPortXはまず勝つこと、次に刺さること、その後に効率化することが重要であり、再利用性だけで優先度を決めるフェーズではないため A00との関係: 会社の勝ち筋に対して、プロダクト投資を整合させるため
2026-03-28 論点: rough_screens 標準化、会話ログから rough 自動変換、intake の意味 判断: 商談初期の粗い画面・業務シナリオの共通フォーマットを標準化し、会話ログやメモをその形式へ自動変換し、さらに雑多な入力を Formula が扱える初期構造に変換する入口を作る方向で考える 理由: 顧客の曖昧な要求を構造化し、商談から設計までをつなぐ上流機能がPortXの競争優位に直結するため A00との関係: ユーザーの問題をエンタープライズSIとして成立する形へ変換するための上流基盤だから
2026-03-28 論点: Formulaの価値はどこにあるか 判断: 開発時の速さやモック生成だけでなく、運用・保守、引き継ぎ、ベンダースイッチ、問い合わせ対応、運用AI Agent の基盤になることまで含めて価値とする 理由: 本番システムでは作った後に困らないことの価値が極めて大きく、spec.md を中心に設計と実装が整合していることが長期的な競争優位になるため A00との関係: ユーザー主導の中核業務システム化を一時的な開発で終わらせず、継続的に成立させるため
2026-03-28 論点: GUI と spec.md のどちらを本質とみなすか 判断: GUI は営業上の見せ方としては有効だが、本質は人もAIも読める中間表現である spec.md に置く 理由: GUI は見せるには分かりやすいが、複雑な開発・設定・保守・運用を支えるには限界があり、中間表現の方が強いから A00との関係: 長期的に案件のたびに会社が強くなる複利構造を作るため
2026-03-28 論点: Formulaの強みをどう短く言うか 判断: SIを外から否定することではなく、SIの要件を満たしたまま、SIの勝ち方そのものを作り変えられることにあると表現する 理由: これは技術的にも市場構造的にもFormulaの位置づけを最も正確に表しているため A00との関係: 会社がどこで勝つかを一文で説明するため
2026-03-28 論点: Palantirとの比較をどう捉えるか 判断: PalantirはFDEを前線に送り込み、現場ユーザーのミッションを起点にシステム導入を成立させた会社であり、Formulaはその人力の変換層を、LLMと成果物生成で再現性高く広げようとするものと捉える 理由: 「ユーザーの問題を、ITとして成立する形に変換する層」を人間中心から基盤中心に移す、という理解が最も近いため A00との関係: Formulaがなぜ単なるAI開発基盤ではなく、構造を変える基盤なのかを説明する補助線になるため
2026-03-28 論点: Edra.ai から何を学ぶか 判断: 既存データや会話ログから業務知識を抽出し、初期業務シナリオや rough spec を起こす部分は学べるが、PortXはあくまで中核業務を変える基盤であり、運用自動化企業に寄せすぎない 理由: PortXの強みは既存運用の観察ではなく、変革後業務の設計と実装にあるため A00との関係: 主戦場と差別化ポイントを見失わないため
2026-03-28 論点: 投資家向けに何を語るべきか 判断: AIでコードを書く市場ではなく、ユーザーが本当に必要としているのに構造的に主導できなかったエンタープライズSI市場を作り変える会社だと語る 理由: Formulaの本質は高速開発ではなく、ユーザー部門に中核業務変革の主導権を取り戻すことであり、その方が市場構造変化として大きく見えるため A00との関係: 会社の存在意義を投資家向けに翻訳するため
2026-03-28 論点: 会社会議や日常判断をどうA00に接続するか 判断: A00.md をほぼ固定したバイブルとし、日々の重要判断はこのD00.md に短く残し、AIに両方を読ませてCEOが対話的に裁く運用を基本とする 理由: 重い制度は続かず、A00が参照されなくなるため。軽いログとAI対話の方が実際に回る A00との関係: 会社が大きくなっても全員がA00からズレずに動ける状態を作るため
2026-04-06 論点: Formulaを顧客に対してどう表現するか 判断: 「情報システム部門がSaaS導入時と同等の関与度で、自社の要件に完全にmeetしたシステムを作って導入できること」をFormulaのバリュープロポジションの1つとして確立する 理由: システム部門をSaaSのように関与させながら新しいシステムを導入できる、というポジショニングが、ユーザー部門主導のシステム化を実現する具体的な価値表現になる A00との関係: A00 Section 5「ユーザー部門に主導権を取り戻す」を、顧客の情報システム部門との関係性という観点で具体化した表現。Section 3.1「エンタープライズITの構造的なねじれ」への解として機能する 出典: #01-formula-鋳造工場(石田CEO投稿)、会議「オファリング戦略と営業アプローチの方法論検討」