PortXの意思決定を支えるOS。
会社の憲法「A00」と、日々の判断ログ「D00」の仕組みを解説します。
会社が成長しても、全員がブレずに動ける状態を作ること。それがCompanyOSの目的です。
A00がないまま各自が善意で頑張ると、会社は必ず分散し、
目先の案件、採用しやすさ、作りやすさ、売りやすさに引っ張られてズレる。
CompanyOSは2つのファイルで構成されます。会社の不変の原則を定めるA00と、日々の判断の履歴を蓄積するD00です。
この仕組みの本質は、階層ではなくAIが組織の調整機能を担うという設計思想にあります。社員は誰でもA00とD00をAIに読ませることで、CEOに確認しなくても、会社の原則と過去の判例に基づいた判断ができます。
PortXが何者で、何を信じ、どこで勝ち、何を実現したいのかを定義する、会社の最上位原則。
A00に基づいて日々行われる判断の背景・経緯を記録し、会社の判断資産として蓄積する軽い履歴。
| A00.md | D00.md | |
|---|---|---|
| 役割 | 会社の最上位原則 | 日々の意思決定ログ |
| 例えると | 憲法 | 判例集 |
| 更新頻度 | 年に数回(重大な変更時のみ) | 毎日(平日) |
| 書くもの | 存在意義・勝ち筋・世界の見方・原則 | 論点・判断・理由・A00との関係 |
| 書かないもの | 個別案件・一時的な施策 | 日常連絡・既出の判断・一時的な事項 |
| 変更条件 | 主戦場や競争優位の本質が変わった時 | CEO承認があれば随時追記 |
| 使い方 | 判断に迷った時の最終基準 | 過去の判断の参照・AIの文脈情報 |
どんな案件をやるか、どういう顧客に張るか、オファリングをどう切るか
AEに何を求めるか、組織をどう分けるか、どの役割を優先するか
Formulaの機能優先度、spec.mdの扱い、技術方針
A00の原則と現実が衝突した時、どう解釈し裁いたか
日常の業務連絡、個人間の調整、一時的なタスク、既に記録済みの判断。すべてを記録しようとしないことが重要です。後から効く判断だけを残します。
D00は誰かが頑張って書くものではありません。日常の会話やミーティングからAIが自動で候補を拾い、CEOが承認するだけで蓄積されていきます。
特別なフォーマットや報告は不要です。いつも通りSlackで話し、ミーティングで議論してください。AIがSlack全チャンネルと全ミーティングのトランスクリプト(Notta経由)を毎日スキャンしています。
#d00-input に投稿する「これはD00に残すべき判断だ」と思ったら、#d00-input チャンネルに自由に投稿してください。フォーマット不要、一言でOK。ファイル添付もOK。AIが最優先でD00候補に含めます。
#d00-proposals に提案AIがA00とD00を参照しながら、当日の全Slack会話・全ミーティングトランスクリプト・#d00-input への投稿・顧客チャンネルから、D00に残すべき判断候補を生成し、#d00-proposals にCEOメンション付きで投稿します。
CEOが #d00-proposals のスレッドで候補を確認し、承認(✅)・却下(❌)・修正コメント(✏️)を行います。翌日AM 1:00にAIが承認状況を確認し、OneDrive上のD00.mdに自動追記します。
堅い書き方は不要です。こんな一言で十分です。
CompanyOSは読み物ではなく、日々の仕事で使う道具です。
AIにA00.mdとD00.mdを読ませれば、PortXの判断基準を踏まえた壁打ち相手になります。判断に迷ったらCEOに聞く前にまずAIに聞く。それがCompanyOSの基本です。
Claude等のAIを使う時、A00.mdとD00.mdを参照ファイルに含めてください。「この案件の提案方針はA00に沿っているか?」「過去に似た判断はあるか?」と聞けば、会社の憲法と判例集を踏まえた回答が得られます。CEOの判断基準がAIを通じて全員に行き渡る仕組みです。
提案書を作る前に「この顧客にこのオファリングを提案しようと思うが、A00の勝ち筋に合っているか?」とAIに聞く。D00に似た判断があれば、その理由と結果も教えてくれる。
新機能の開発優先度を決める時、「この機能はA00の勝ち筋のどこに効くか?」と確認する。D00に「Formula Platformが優先すべき機能の考え方」が判例として残っている。
面接で候補者を評価する時、「AEに求める資質は何か」をD00から確認する。「論理力よりも信頼構築力」という判例が残っており、評価軸がブレない。
顧客のリクエストがA00から外れていないか確認する。「この要望はユーザー主導の中核業務変革に繋がるか?」を判断基準にできる。
全19セクション。PortXが何者で、どこで勝ち、何をやらないかが書いてある。全員の共通言語になるので、一度は通して読んでください。
判断に迷ったらまずAIに聞く。OneDrive上の 00_CompanyOS.md フォルダでClaude Codeを開くだけで、A00(憲法)とD00(判例集)を踏まえた壁打ちAIが自動で立ち上がります。特別な設定は不要です。CEOに聞く前のセルフチェックとして習慣にしてください。
#d00-input チャンネルに参加する「これは会社として残すべき判断だ」と思ったら、いつでも投稿してください。フォーマット不要、一言でOK。ファイル添付もOK。AIが毎日PM 8:00に自動で拾い、D00候補に含めます。壁打ち中にAIから「この判断はD00に残す価値がありそうです」と促された場合も、#d00-input に投稿してください。
CEOの頭の中にある判断基準を会社の共通資産にしつつ、
日々ちゃんと参照される状態を作る。
A00を重い制度文書にすると、誰も読まなくなる。
かといって、日々の判断を全部A00に入れると、陳腐化する。
だから、A00は不変の原則として固定し、D00で日々の判断を軽く蓄積する。
AIが自動収集し、CEOが承認するだけの運用にすることで、誰にも負荷をかけない。
そして社員は誰でも、A00とD00をAIに読ませて壁打ちすることで、階層を介さずに自律的に判断できる。
案件のたびに会社が強くなる複利構造。それがCompanyOSです。